カレーおにぎりを食す

職場の近くにおにぎり屋がある。

自分は昼、大体喫茶店で過ごすのだが、そのおにぎり屋は喫茶店までの道中にあり、なんとなく店頭を眺めて素通りしてから、喫茶店でパンを食べる、というのがランチの常である。

今日もいつも通り喫茶店に行こうと思っていたのだが、おにぎり屋の店頭を眺め、異変に気がつき、立ち止まってしまう。

カレーおにぎりがある。

そのおにぎり屋を通り過ぎ続け、はや4ヶ月。

カレーおにぎりが売り切れていなかったことが一度もなく、初めて現物を見る。

現物といっても海苔に包まれ、他のおにぎりと全く同じ姿だったのだが、「好評につき売り切れ」と書かれた吹き出し型のポップ以外の姿は新鮮である。

すぐさま予定を変更し、件のカレーおにぎりともう1つ変わり種のスパムおにぎりを購入して職場に戻る。

ウキウキが隠せない。


・・・普通のドライカレーだった。

なんならスパムおにぎりの方が美味しい。