シークレット・インベージョンが最終話を迎える。
全体的には割とダークかつシリアスなサスペンスで、自分は非常に好みだったのだが、最終話のクライマックスでそれを覆すような「結局はそれか・・・」という展開を迎えガッカリする。
今作のヴィランがMCU屈指のスーパーパワーを持っていて、そこにただの人であるニック・フューリーがどう挑むのか、というところに興味があったわけであるが、それを上回るスーパーパワーに解決させるというのは安直すぎる。
だったらむしろ噂になっていたエージェント・オブ・シールドのメリンダとかデイジーとかの方が納得感あったと思う。
MCU全体というフレームで見ると、話はほとんど進んでおらず、また一つ風呂敷が広がっただけである。
ソーニャはかなり良いキャラで、ここは収穫だと思うが、ヴァルとかぶっている。
そしてガイアとかチート級のキャラを新たに出して、どう収集つけるつもりなんだろうか。
見ている時はそれなりに楽しんでいたが、振り返ると結構薄い話だとは思う。
マリア・ヒルやタロスがお亡くなりになったが、タロスの死に関しては「また?」という感じで、言い方は悪いが口減しとしか思えない退場の仕方であり、安く感じてしまう。
ボブ・アイガーが言うまでもなく、MCUのドラマは明らかにパワーダウンしていると思う。
ファルコン&ウィンターソルジャーあたりが頂点で、その後は下っていく一方である。
特にシー・ハルクとかはマジでお蔵入りした方が良かったと思う。
シークレット・インベーションが終わり、もうこれで心置きなくDisney+を解約できる。
というか、した。
次のドラマはロキのシーズン2だと思うが、個人的にはデアデビル ボーン・アゲインまで様子見である。