恒大集団問題 #2

昨日から自分の中で1番ホットな話題であった恒大集団問題であるが、結果的には「そこまで神経質にならなくても良いのではないか」といった感触である。

中国恒大がNYで連邦破産法15条の適用申請:中国不動産問題は恒大の経営不安が表面化した2年前よりも深刻|2023年 | 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight | 野村総合研究所(NRI)

個人的にはこちらの記事が経緯や1番わかりやすかった。

この記事では「碧桂園」や「遠洋集団」など、他の不動産の状況と絡めて、割と不穏な感じ終わっている。

中国経済〝終わりの始まり〟を懸念 「恒大」破産申請で日本も影響避けられず - 産経ニュース

ただ、NRIの記事でも上記記事、その他の記事でも「市場は織り込み済み」ということは語られていて、混乱は少ないのかもしれない。

リーマン危機の再来も? 中国恒大について知っておくべき10のこと:日経ビジネス電子版

2年前の記事であり、当時とは状況は変わっていると思うが、

市場関係者の見方を総合すると、リーマン・ショックのような金融危機にはならないというのがコンセンサスだ。そもそも中国恒大は事業法人で、金融機関のリーマン・ブラザーズとは異なる。

この部分は現在でも通用する見解だろう。

連邦破産法第11条 | 目からウロコの経済用語「一語千金」 | 連載コラム | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス

そもそも今回申請されたのは、連邦破産法15条でリーマンが申請した「第11条」ではないという話である。

資産の強制的な差し押さえを回避するために申請されたもので、第11条よりは若干マイルドな感じになっており、それによって債権者との交渉を有利に運ぶために申請されたようである。

今回の件に関してはちょっとビビっていたが、まだまだ冷静に推移を見守っていく必要がある。