仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦
仮面ライダーガッチャードに関しては、自分の中で今一つ盛り上がっていないのだが、一応視聴は続けている、という感じである。
しかしながら、ギーツに関しては楽しませてもらったので、劇場版は割と楽しみに観に行く。
毎度のことであるが、仮面ライダーの劇場版に関してはストーリーの粗がどうとか、演技がどうとか言う映画ではない。
アガりに行くだけである。
アクションに関しては申し分なく、気合の入ったものを観ることができる。
ここぞとばかり金をかけて、爆薬も例年より多いと思う。
ストーリー的には脈絡はないが、仮面ライダーの本分であるところの、ガッチャードとギーツのバイクシーンがあり、「これこれ!」といった感じである。
自分は劇場版の仮面ライダーを割と欠かさず観ているのだが、毎回着実にクオリティーが上がっている。
今回の劇場版に関しては見せ場に気合が入っていて、足場が倒れるとか、爆破とか、派手な画面がこれでもかと観れて良い。
ただ1つだけ、どうしても言いたいことがあり、この作中で出てくるレベル10のカード5枚が合体して1枚になる、というフィーチャーは気に入らない。
2つの性質の異なるケミーカードをガッチャして新たな力を生み出す、というのがこの作品の面白さであるべきで、ケミーカード自体がガッチャできるとなったら、もうなんでもありである。
ケミーカードは錬金術に基づいていて、そこには摂理があるべきで、そこがブレるようなことはしてほしくなかった。
要素の数を増やすのであれば、ドライバーのスロットを増やすとか、利用方法に変更を加えるべきだったと思う。