ファミ通スクープ問題 #3

#345:西川善司、セガのフォグゲーミングを語る – backspace.fm

世間を騒がした西川善司氏のセガに関するスクープの詳細解説のポットキャストが配信される。


最初に「PS5並みのスクープ」発言に対する言い訳で始まって、少しうんざりする。

「PS5並みのバリュー」という意味ではなく、「PS5のスクープ並みの独占度」とか行っていて、それがいいように切り取られた、というようなことであるらしい。

なんだそれ、とは思うが、こう書くこと自体も切り取りなんで、実際聞いてみてね。


さらにフォグゲーミングの内容についても、聞けば聞くほど実現性を疑いたくなってくる。

  • クラウドゲーミングの話とコンピューティングリソースの間貸の話がごっちゃになっていて、求められる要件が違うのに一緒くたに語るのはどうなのか
  • 結局のところ小規模のデータセンターを運営するという話であって、フェイルオーバーの仕組みとか人件費とか考えると割に合うのか
  • ゲーセンビジネスがシュリンクしていく中で、データセンターへの転換に意味があるのか

など、技術的なことより、ビジネス面の心配が頭をもたげる。

現状のゲーセンが置かれている環境を有効利用しよう、という試みであることはわかるのだが、フォグゲーミングが銀の弾丸みたく語られるのはやはり違和感がある。


正直言って、まあガッカリということである。