土曜日はカレーを作っている。
以前は手に入るカレーに使えそうな具材を適当に買って作っていたのだが、最近はにんじん・じゃがいも・玉ねぎのカレー向け王道具材のパックを買って作っている。
土曜の朝にスーパーに行くと、どういったわけか見切り品のパックが必ず置いてあり、2人前の具材が120円ぐらいで手に入る。
個別に具材を買うより全然安いし、分量もいい感じなんで重宝している。
他の曜日でこのパックが見切り品になっているところを見たことがないのだが、よくよく考えれば朝にスーパーに行くのは土曜日だけなんで、その兼ね合いだろう。
カレールーもプライベートブランドの安いものから、S&Bの粉のやつだの、カレー的にありえないぐらい高いものまで色々試してみるが、結局のところ、ジャワカレーの辛口に定まってしまう。
自分は辛いものは苦手だと思っていたのだが、あまりそうでもないらしい。
もう2ヶ月ぐらい、ジャワカレーの辛口しか食べていないんで、しばらくこのままなんだろう。
そして水の代わりに、トマトジュースやら野菜ジュースやらブイヨンやらを試してみる。
うっかり甘い野菜ジュースでカレーを作り、非常に不味いものをこさえたこともあったし、意外にもブラックコーヒーが美味かったという経験もある。
そんな中、1番良かったのが日本酒で作ったカレーである。
しかし、自分はアレンジばっかでオーソドックスなカレーを作ったことがないことに気がつく。
たまにはジャワカレーの裏側に掲載されているレシピ通りに作ってみようか、と思い立つ。
- 野菜を炒める。
- 水を注いで灰汁を取りながら15分煮る。
- 火を止めてルーを溶かす。
- 中火で10分煮る。
そして食べてみると、なんか今までで1番しっくりくる。
「過不足なくうまい」という感じで、うますぎもせず、物足りなくもなく、ただただ美味しい。
自分はいつも1時間ぐらい煮ていて、30分ほどしか煮ないことに不安を感じるが、別に野菜に味を染み込まそうとしなくても良いのだと知る。
それにカレールーの味が強力すぎない分、にんじん・じゃがいも・玉ねぎの味がしっかり感じられ、この組み合わせがこんなに強力なんだと初めて思う。
まあ、肉を入れればまた味が変わるのだと思うが、今のところ肉いらねぇ。
何事もオーソドックスは強い。