灯台を見物した後、遠出した際の恒例行事である地場のスーパーに行くことにする。
事前に調べた感じでは、駅近隣だとベイシアしかない模様で、実際街をぶらついて見かけたのはベイシアのみであった。
ベイシアは千葉の方ではよく見かけるスーパーで見知った感じである。
勝浦も関東には違いなく、品揃え的に特に変わったものはないだろう、と思っていたが、まあその通りであった。
店舗はそれなりにでかい。
でかいが店舗の半分は、日用雑貨や服とか薬とかで、ちょっとしたスーパーの2F・3F部分が平場で展開されている感じである。
普通のスーパー部分はそれなりに広く、品物の種類もそれなりに多いのだが、1種類の量が割と多い感じである。
圧巻だったのがカップラーメン・袋ラーメンの棚で、合わせて5列にわたってインスタント麺が大量に並んでいる。
簡単に腐るものではないが、これだけのインスタント麺が勝浦で消費されているのか、と感心してしまう。
また、さすが勝浦だけあって、鮮魚コーナーも結構なスペースが割かれている。
他の土地よりも日常的に魚が消費されているのがわかる。
千葉産の魚もそこそこ並んでおり、銚子のイオンで見た光景よりは地場に寄っていると思う。
いよいよ昼時になり、目的である勝浦タンタンメンを食そうと思い、ベイシアのカフェスペースでソフトクリームを食しながら、マップを確認する。
ほどないところに店を見つけ、そこに向かう。
一応名物なんで少し並ぶことを覚悟したが、あっさり席が空いている。
とはいえ、自分が入った時には1席しか空いていなかったので、そこそこ人気はあるのだと思う。
この店は普通の勝浦タンタンメンの他に豚骨のタンタンメンとかもある。
餃子とかも提供されていて、普通のラーメン屋が勝浦タンタンメンを出しているノリである。
街をぶらついている際に見かけたのだが、海鮮丼と共に提供してたり、竹岡式ラーメンが一緒にあったり、果てはカフェでも提供されていたりしたので、割とカジュアルな名物なのだろう。
少なくとも駅近辺には勝浦タンタンメン専門店的な店はないみたいである。
勝浦タンタンメンは初めてなので、スタンダードなものを頼んだのだが、食券を買う際に少し寂しくなって、勝浦チャーシュータンタンメンを注文する。
自分は辛いものとかは得意でも不得意でもない。
カレーとかも店のスタンダードな辛さをそのまま注文する感じで、辛くしたり甘くしたりはしない方である。
それで大体自分にとってちょうどいい辛さになる。
勝浦タンタンメンに関しては、辛さ自体はおそらく結構辛い方の部類に入るのだと思う。
でも何か不思議な感じで、全然普通に食べられる辛さではあるのだが、不用意に啜ると簡単にむせてしまう感じである。
気道に対しては強烈なかましをしてくるのだが、味自体は普通に味わえて、あと引く辛さとかがない。
最後まで辛いんだが辛くないんだかわからないまま食べ終わった感じである。
なので割とちゃんとと味わえたせいでちょっと気になったことがあるのだが、スープとかツルツルしたストレートの麺の感じとか、スーパーで売ってるシマダヤの生の塩ラーメン感がある。
それはそれで美味いのだが、店でどれぐらいの部分まで仕込んでいるのかはちょっと知りたい感じである。
また、具の玉ねぎの感じがすごく良かったので、これはどこかで真似したい感じである。
その後は近くの商店街を回っていたが、普通の住宅と並立しているので、少し不思議な雰囲気であった。
勝浦。
これと言って印象的なことはなかったが、海はものすごく良かった。