アバター: ウェイ・オブ・ウォーターを観る

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター|20世紀スタジオ公式

毎年大晦日は弟と年末の大作映画を観ることが恒例となっている。

ちなみに去年は「マトリックス レザレクションズ」であった。

今年はもうこの作品以外に選択肢はないだろうと考え、観るのを控えていたのだが、弟もそう思っていたようで、無事観る事になる。


前作のアバターに関しては、かなり面白かった印象であるが、10年前に劇場で観た限りなので胡乱になっている。

当時はかなり革新的な映像で、3DやCGにかなりの衝撃を受け、「さすがはキャメロン!」と快哉を叫んだと思う。

しかしながら今作は、映像に関しては前作からあまり進化を感じられない。

世界観的にバッキバキのCG感が出てしまうのは仕方のない事であるが、今やPS5あたりだったらこれぐらいの映像は出せそうな感じはある。

3Dに関しても自分の方が見慣れてしまったのだと思うが、ハッとするような演出はなく、手堅く納めていると思う。


だが、やはりキャメロンである。

出てくるガジェットが悉く良い。

尋問装置や、パワードスーツ、戦艦のデザインがいちいち琴線に触れてくる。

弟は「パワードスーツが気持ち悪かった」と言っていたのだが、そういう感想が出るのもデザインの良さであると思う。


物語に関しては「やっぱり長いな」と思ってしまう。

観終わってしばらく経った今となっては、語られた要素全てが必要だったとわかるが、それにしても3時間12分は長い。

またテーマが1とあまり違いがなく、異世界(違う部族)に受け入れられるための葛藤があり、最終的に人類と戦う、という流れは変わっていない。

家族というフィーチャーがあるのだが、自分は弟のロアクに終始イライラしてしまい、家族の絆的な感動はあまり感じられない。

それでも物語は手堅く、面白く観ることはできる。


まあ3が上映されれば観に行くだろうが、次も同じような話だったら4はないと思う。