長期休暇に関する散文

昨日、休みたいという思いを吐露したが、学生の皆様は世間的には大体今日から夏休みを迎えるらしい。

昔はそんな夏休みを羨ましく思っていたこともあったが、無職・求職の時期を何度か過ごすことによって、そのような羨望は無くなっている。

結局長期の休みの喜びは生活の保障がある場合に嬉しいものであって、次の職場が決まっていない場合は不安に苛まれることにある。


若い頃はそれがわかっておらず、半年ごとにバイトを辞めて、その後1~3ヶ月、職を探しながらプラプラする生活をしていた。

5年ほどそんなふうに過ごしていた。

時代も時代であるが、若いので探せば職があったし、お金を借りることにも抵抗がなかった。

「何とかなるさ」と思って、無職なのに普通にゲーセンで遊べたりする。


今は逆に若い頃と違って貯金がある。

3ヶ月どころか、もう少し長くプラプラしても生きていける。

でももう、怖くてそんなことはできない。

一生分の蓄えがない限りは、仕事がなくなった途端に不安になることであろう。


うまくいかないものである。