「ふてほど」が来年の新語・流行語大賞を受賞できそうなぐらいバズってる。
ニュースで「ふてほど」が受賞したと聞いたときに、「何のこと?」と思ったのだが、世間一般でもあまり流行していなかったようである。
何でこれが大賞なのか、すごく気になってしまい、遅ればせながら色々見ていたところ、下記記事が1番しっくりくる。
流行語大賞に「ふてほど」 背景は? “コンプラ縛り”の現代社会に対する「アイロニー」評価(スポーツニッポン)
すげぇな・・・、と思ったのは選出理由が一通り説明された後の以下の発言である。
やくみつる氏も「大賞に選ばれた『ふてほど』――この選出はまことにアイロニカルであったと思っているわけです」と、現代への“皮肉”として評価。
流行語大賞に「ふてほど」 背景は? “コンプラ縛り”の現代社会に対する「アイロニー」評価(スポーツニッポン)
ここら辺はやはりネットでも話題になっているようである。
基本的には「新語・流行語大賞」で、別に流行っている言葉「だけ」に与える賞ではなく、新しく生まれた言葉、それこそ「ふてほど」にも権利はある。
でもその中で優越をつけて何かを選ぶということであれば、やっぱり統計的な裏付けだったり、明確な理屈というのは欲しいところである。
やくみつるの発言は「お気持ちで選んでます」といっているようなものであり、それなりに権威のある人が言うならそれでもいい気はするが、いかんせん、やくみつるである。
それを持って今年を代表する言葉だと押し付けられるのは、やはり釈然としないものがある。
まあ炎上商法というのなら、自分は特に何もいうことはないし、かなりうまくいったとは思う。
でも1回こういうことをやってしまうと、価値は毀損してしまうし、下手したらこういうことを加速度的にやっていかなくてはならなくなったと思う。
流行語大賞はもう興味がなかったが、むしろ来年は見ものである。