1/2の話。
田舎への帰省時にお土産などを宅急便で送り、手ぶらで移動したのが非常に快適であった。
なので東京へ戻る時も荷物を宅急便で送って、手ぶらで移動する事にする。
電車の乗り継ぎの待ちの間、「ああ、これは実に好判断だった」と思う。
荷物に煩わされる事なく、少し駅を散策したり、乗り換えを行う。
20時ぐらいに東京に到着し、そこから自宅まで移動し、鍵を開けようとした時に青ざめる。
自宅の鍵を宅急便の中のカバンに入れたままであった。
合鍵は部屋の中にある。
一応不動産屋まで出向いて、年末年始の休暇を確認するが、1/5までたっぷり休みのようである。
一瞬近場の親戚のことを考えてみるが、すぐさま選択肢から外す。
猛烈にタバコを吸いたくなり、そういえばタバコを吸うのはこんな時だったな、と思う。
荷物は幸い翌日・午前中の時間指定で送っており、そこまでなんとか暖をとって凌げれば良い。
漫画喫茶に行く事にする。
もう寝るだけのつもりだったので、フラットシートを頼む。
幸い空いており、インターネットを使わないということで会員登録もしなくて済む。
個室に入り、早速寝ようとするが全体的に狭く、入眠に至る体勢をどうしても見つけられない。
小1時間格闘するが諦めて、どうしようもなくなるまで漫画を読む事にする。
結果的に徹夜になる。
ちなみに読んだ漫画の中で特に印象的だったのは、随分前に(当時の)最新刊を読んでそのままだった「多重人格探偵サイコ」で、「本当にしょぼい終わり方したんだな」とガッカリしてしまう。
宅急便の時間指定、午前中は8時〜12時で、8時から自宅の前で待機する。
居眠りすると凍死しかねない感じであったので、ひたすらニュースを読んで過ごす。
スマホのバッテリーが心配だったのでウマ娘ができなかったのが残念である。
結局荷物が届いたのが11時半である。
こういう時にギリギリまで来ないのが、なんというか「っぽい」。