成田を行く #2

成田を散策する。


朝食をとっておらず、何か食べるものを探していたのだが、もう昼時になっていて、どこも人が並び始めている。

事前にGeminiに名物を聞いていたのだが、「うなぎ」とのことで、いい感じの鰻屋を探していたのだが、現実的な値段で食べられる店はやはり混んでいる。

思いつきで来た所なので、最低でも5000円近く、みたいな店には入る気になれない。

なんだかんだで彷徨っているうちに「まぜよ〜かん」なる、甘味アンテナに引っかかざるを得ない代物に遭遇する。

売っているのは「なごみの米屋」なる、成田山新勝寺発祥の和菓子屋で、参道に複数の店舗が存在している。

その中で一番大きい店舗に売店が併設されていて、そこで販売されている。

ブランチで食べるものとして適切なのか? という疑問はあるが、飲みたいんで飲む。

下の羊羹の部分は、ちょっと緩くしたとか、飲めるように調整したとかではなく、ガチの水ようかんだと思う。

それを太めのストローで吸えなくもなくした、という感じがする。

確かにグズグズに崩して太ストローの吸引力を持ってすれば「飲めるよ〜かん」といえなくはないのだが、なんとなく釈然としない。

実際のところ、何度か咀嚼してしまう。

味自体はかなり好みである。

自分は抹茶を頼んだのだが、抹茶自体に甘味はついておらず、水ようかんの控えめな甘みと相まって、思いの外スッキリ飲める。

スタバの限定のやつとか、ガツンとした甘みを摂取した後の、悪い後味もそこまでなく、飲み物としては上品な部類だと思う。


新勝寺に到着する。

参道が賑わっていたので、新勝寺もそうなのかと思ったら、思いの外閑静である。

空いていると言っていい。

敷地は結構広く、本堂も立派であるが、いかんせん庭園だったり大仏だったりの見どころがあまりない。

閑静な理由はそこら辺にもあると思う。

本堂の裏手に仏像が並ぶ岩場があって、ここはジオラマ感があってよい感じである。

見どころはないといえ、静かな敷地をのんびり歩いてみて回るというのは結構良い。


その後足を伸ばして、イオンモール成田やイオンタウン成田富里に行ってみる。

イオンモール成田は以前も行ったことがあり、あまり感慨はない。

広さはそこそこであるが、やはりイオンであり、店舗のテンプレ感や雰囲気や客層は他の店舗と変わらない。

イオンタウン成田富里の方は今回初めてであるが、スーパーの部分がマックスバリュというのは初めてな気がする。

品揃えに関してはまあイオンといった感じで、何かイオンと使い分けする理由が何かあったのかは気にある。

まあ、単に運営会社の違いかもしれない。

イオンタウン成田富里はとにかく人が少ない。

2階にフードコートがあったのだが、10人もいなかった感じである。

店舗内も人があまりおらず、マックスバリュに人が集まっていた。

敷地内にYAMADAがあり、そこはのぞかなかったのだが、いってみれば良かったと思う。


ちょうど祭りが開催されていて、なかなか楽しめた。

祭りがなかったらどうだったんだろう、とは思うが、参道でそれなりに楽しめたんだと思う。

まあ空港のこともあるし、またいずれくるのかもしれない。