成田空港に行く

以前名古屋空港の展望デッキに行って以来、飛行機を見る、という趣味に興味津々であった。

今週は4連休だったので、そのうちの1日で、成田空港に行ってみようと思いたつ。


自分が住んでいるところから成田空港までは、数多くのアクセス手段がある。

普通に電車で乗り換えなしで行くこともできるのだが、今回はあえてバスで行くことにする。

電車は以前、空港ではなく、成田自体に行った際に利用していて、どうせだったら違う移動手段にしてみたい、という気になったためである。

それも東京駅から、とかでなく、あえてマイナーな東京シティエアターミナル (T-CAT)からのバスに乗ってみることにする。

多分都内にいる人でも、あまり知る人がいない施設だと思うが、水天宮駅から直結しており、近辺を散策する際によく立ち寄っていた。

テナントのマクドナルドとか、カフェ・ド・クリエなどでよく過ごしていた。

ここから成田空港直結のバスが出ていることは知っていたのだが、自分は海外には1度しか行ったことがないので、利用する機会はなかった。

今回ようやく乗る機会に恵まれる。


朝早くT-CATに到着し、切符を買おうとする際に、運賃に怯む。

結構高く、3000円オーバーである。

電車の1.5倍から2倍ぐらいする。

でももう引き返せない状況なので、渋々買ったが、おそらく2度と乗らないのではないかと思う。

T-CATから成田空港までの車窓も、ほぼ高速道路なので、見どころがあるとは言い難く、あまり面白くない。

ただ、祝日の最終日だというのに、席はスカスカで、快適に乗ることはできる。


成田空港に到着し、一番手前の第3ターミナルで降りる。

自分は知らなかったが、成田空港は3つのターミナルがあり、それぞれに滑走路があるようだ。

第1ターミナル5階リニューアルに伴う、展望デッキ閉鎖のお知らせ | 空港からのお知らせ | 成田国際空港

ここで自分の巡り合わせの悪さが出てしまうのだが、展望台の情報を調べると、第1ターミナルの展望デッキは来年の春まで閉鎖されるらしい。

下調べなしに思いつきで行くとこうなる。

第2ターミナルの展望デッキは解放されているようだが、第3ターミナルにはそもそも展望デッキがない模様だ。

そのことを知り、気持ちを切り替えて、ウィンドショッピングに目的を切り替えることにする。


マップ | 成田国際空港

フロアマップはこちらからみられるが、ターミナルごとに割とカラーがある。

第3ターミナルはフードコートっぽくなっていて、第2ターミナルは個別の飲食店、といった具合である。

マップ | 成田国際空港

一番すごかったのは、やはり、第1ターミナルで、土産物屋や飲食店、旅の準備のできる店まで、数多くの店舗が並んでいる。

ただ、どのターミナルの店舗も、観光客向けのプライスで、ここで何か食べたり買ったりする気にはなれない。

そんな中、あいつを見つけてしまう。

お馴染み、銚子のぬれ煎餅である。

本当にこいつはどこにでもいる。

今回はなんとなくだが、今まで食べたことのない、プレミアムな方のぬれ煎餅を買ってみる。

早速一口食べると、芯がサクッとしていて、濡れ感が全く足りない。

何かの間違いかな? と思ってすぐさまもう1枚食べたが、やはりサクッと感が残っている。

これはいただけない。

自分がぬれ煎餅に求めているのは、シナッと感だったり、クタッと感だったりする。

シミシミの濃い醤油感を求めていて、これでは普通の煎餅とあまり変わらない。

醤油自体はもろみの風味が感じられて、結構美味いのだが、食感で大減点である。


解放されている、第2ターミナルの展望デッキに移動する。

第2ターミナルの展望デッキは北と南に分かれていて、そんなに広くない。

名古屋空港ぐらいの広さの展望デッキは、おそらく第1タミーナルの展望台がそうだったのだろう。

写真では分かりずらいと思うが、雨が降っている。

傘を差すほど強くはないが、強い風が吹いていて、結構ぬれる、という状況である。

名古屋の展望デッキではカメラマンの姿を結構見かけたが、この日は1人しかいなかった。

天気のせいなのか、今は見どころはあまりないのがわかっているということなのか、どちらなんだろう。

ゆっくりみる時間などなく、急足で写真を撮って退散する。

しかし、見た限りだと、中国の飛行機ばっかだな、という感じである。


天気のこともあるし、改装中ということもあるだろうが、本当に生煮えの体験である。

いずれリベンジしたい。