土曜日、10:00に歯医者の予約が入っていた。
ただ診察開始して初っ端の時間なのでさっと30分ほど終わると思っていたのだが、診察開始まで10分待たされ、会計で10分待たされ、結局50分近くかかる。
多分今の歯医者の先生は平気で遅刻をする人なのかもしれない。
午前中から出鼻をくじかれ、さらには最近仕事に不安を抱え、家にいると魂が押しつぶされそうになる。
なので思い切って午後から遠出することにする。
何も考えないで駅に行き、とりあえずすぐに乗れる電車に乗る。
常磐線であった。
終点は取手でなんとなく取手に到着したが、向かいのホームに土浦行きの電車が停まっていたので思わず乗ってしまう。
土浦駅は乗り換えで利用することが多く、水戸に行ったり大甕に行ったりした際に降りたことはあるのだが、改札を出るのは初めてである。
土浦はそれなりに開けている街ではあるのだが、よくある地方都市といった感じである。
その土地ならではというものがあまりない上に、都会にある店が中途半端に溢れている。
結局1番興味深かったのは駅ビルのプレイアトレであった。
街ブラはほどほどにして、土浦に向かう電車の中でマップを眺めていた際に目的として設定したイオンモール土浦に向かうことにする。
イオンモール土浦は土浦駅から少し離れたところにあり、歩くと30分ぐらいの距離である。
駅からダラダラ歩いていると、急にいかがわしい通りに侵入してしまう。
北関東最大のピンクゾーン「土浦市桜町」 | Nostalgic Landscape
後から調べて知ったことであるが、何気に吉原・堀之内に次ぐ関東第3の歓楽街だそうである。
にしては廃墟っぽい建物が多かったが、昼から営業している店舗もあり、呼び込みに声をかけられるが照れ笑いでやり過ごす。
「これこれ、こういうのー」と内心思いながら、街並みを眺め、心持ちゆっくり歩く。
土浦のイオンに到着して中を散策していたが、全くもってイオンであった。
完全にどこにでもあるイオンで、なんなら歩いているファミリーも変わっていないのかも知れない。
そこで土浦駅前の面白みのなさとイオンの面白みの根幹は一緒であることに気がつく。
どこにでもある地方都市、どこも一緒なイオン、かたや面白みをあまり感じす、こなた面白みを感じており、その違いはなんなのか考えてしまう。
結果「規模が違うからじゃないか」という結論に辿り着く。
土浦規模の都市は至る所にあると思われるが、そこまで多いわけではない。
しかし自分が行ったことのあるイオンはマジでどこに行っても雰囲気が変わらない。
岐阜だろうが越谷だろうが印西だろうが碑文谷だろうが、イオンはイオンである。
行ったことはないが、おそらく青森のイオンも同じ雰囲気だと思う。
全国津々浦々全く同じ雰囲気で文化の均一化を成し遂げているイオンに行って、「やっぱ変わらないんだ」ということを確認するのが楽しいのだと思う。
イオンを堪能し、そのまま帰る。
土浦セントラルシネマズ – 茨城県土浦市にある土浦セントラルシネマズのホームページです。
正直、映画館としてちょっと異彩を放っている土浦セントラルシネマズに行ってみたかったのだが、映画を観るような時間もなかった。
土浦に寄ると必ず買って帰る九万五千石を今回も買う。
土浦ピアタウンにも行ってみたかったが、また今度にしよう。