イオンを堪能する。
なかなか物珍しいイオンに満悦して帰路に着く。
行きは北→東というルートで駅からイオンに向かったのだが、帰りは南→西というルートで帰ることにする。
どちらのルートもそうなのだが、そんなに栄えている感じがなく、ただの道路といった雰囲気である。
散発的に店舗は存在するのだが、ロードサイドと呼ぶまでには至らない。
はっきりいうと、駅前とイオン以外の場所は、少し面白みのない田舎という感じである。
最近は贅沢になってしまい、遠出した時、+1000〜1500円前後であればグリーン車に乗るようになってしまう。
もう、本当に快適さが違う。
小山から最寄り駅近くまでも大体範囲内だったので、今回もグリーン券を買ってしまう。
その兼ね合いで、乗り換えのいらない電車を待つことになり、少し時間が空く。
その時間で駅ビルのVALを見ることにする。
チラリとみただけだと、大きな施設のように見えたが、奥深いだけで、そこまで広い施設ではない。
建物も、通路の店舗と比べると、なかなかに年季が入っていて、少し肩透かしを食らう。
VALを散策している際に、ロブレなる施設へ連絡口を見つける。
引き寄せられるように入ったが、ここがなかなかの施設であった。

入ってすぐに、シネコンの上映リストが掲示されていたのだが、知っている映画が1本もない。
マイナーとか、インディーとかで収まらないマニアックさである。
自分は大手のシネコンで普段見ているので、自分が見ている映画は氷山の水面上の作品だんだということを思い知らされる。
この映画館は小山シネマロブレというらしい。
ラインナップの凄さに圧倒されたのだが、とりあえずビジュアルが非常に気になったフェイクアウト!なる映画のページを見てみる。
可愛いと思っていた子は浅川梨奈だったらしく、かぐや様は告らせたいで見たことがある。
しかしながら、そんなことはさておき、このページで一番興味深かったのは劇場情報のページである。
その上映館を辿っていくと、全国にこういう映画館が結構あることがわかる。
前に行った盛岡も映画が盛んなようだったので、上映されるのかと思ったら、東北では山形のみで、ここら辺の兼ね合いがよくわからん、といった感じである。
VALからロブレの連絡口は3Fで通じているのだが、いきなり3Fがテナントのない状態だった。
フロアの隅で東北の物産展が開催されているぐらいで、あとは白い仕切りで覆われている。
また他の階も似たような感じで、広大な休憩スペースや仕切りでテナントはほとんど入っていない。
フロアガイドをみる限り、それなりに入っていそうに見えるが、これは更新していないだけだと思われる。
しかし不思議なのは、だからと言って人がいないというわけではなく、1Fのドンキや2Fのカルチャーフロアにはそこそこ人はいる。
そして何より、キッズランドおやまである。
ここには信じられないぐらいの家族連れである。
この手の施設はちらほらみるのだが、今まで見たことないほど賑わっている。
テナント的には廃墟といって差し支えないようであるが、人だけはたくさんいる不思議な施設である。

どうとは言わないが、なんとなく栃木を感じる、