雪が降る。
ユニバースを出た頃から猛烈な雪だったが、後回しにしていたコープへ向かう間に、ホワイトアウトと見紛うほどの降り方になる。
10分もかからない距離のはずだが、道のりが不安になり、足取りが慎重になってしまったほどだ。
写真も撮りたかったが、あまりの雪に、ポケットからスマホを出すのを躊躇してしまう。
ほうほうの体としか言いようのない状態で、なんとかコープに辿り着く。
たどり着いた頃には、全身が雪で真っ白になっている。
ポケットの中にまで雪が入り込み、イヤホンケースがしっとり濡れていて焦ったが、端子は無事なようでホッとする。
デパ地下やユニバースで一通り品揃えを見たあとだからか、コープに関してはあまり印象に残るものがない。
ただ、見切りの値札が貼られているのを結構見かけて、微妙な気持ちにはなってしまう。

夕飯までのつなぎのつもりで、南部せんべいを購入する。
青森では本当にどこでも南部せんべいを見かけて、なんとなく食べたくなってしまったのだ。
コープを一通り見て外に出る頃には、雪は小降りになっている。
この機を逃してはならぬと駅まで急ぐが、その道中で体は芯から冷え切ってしまう。
そこで予定を変え、夕食にと考えていたものを前倒しで食べ、あとはホテルに篭ることに決める。
半世紀に渡る伝統の味を未来に紡ぐ。青森市民のソウルフード「味噌カレー牛乳ラーメン」|特集|【公式】青森県観光情報サイト Amazing AOMORI
青森に来た目的は「のっけ丼」と「味噌カレー牛乳ラーメン」である。
味噌と牛乳、あるいはカレーと牛乳という組み合わせは食したことがあるが、味噌とカレーというのは経験がない。
それだけでなく、味噌とカレーと牛乳の3味を合わせる意味がよくわからず、逆に食べてみたくなったわけである。

青森で味噌カレー牛乳ラーメンを出す店は何店舗かあるが、向かったのは味の札幌 大西という店である。
「青森の味の札幌」ということに若干の戸惑いを感じるが、近いのでいいだろう。
行った理由を正直に言えば、15時という中途半端な時間に開いているのがここだけだった、ということだ。
中に入ると何組か待ちがいたが、そこまで待たされそうでもなかったので並ぶことにする。
自分は店内で待てたのだが、あと1組いたら外で待つことになっていたかもしれないと思うと、ゾッとする。
しばらくして席に通されるが、そこでも少し待たされる。
見ていると、注文ごとの提供ではなく、ロットで回しているようだ。
繁盛店だと、どうしてもそうなってしまうのだろう。

そして提供される。
ちなみに、店内の撮影はダメなようだが、ラーメン自体は撮影しても良いとのことだ。
味は、はっきり言ってスープがめちゃくちゃうまい。
昨日の残りのカレーに牛乳を加えた、あのカレースープの味である。
あれより少し濃厚な味わいで、それは味噌のおかげなのかもしれない。
ただ、麺との絡みがあまり感じられず、ラーメンではなく、ワンタンなどのほうがしっくりきたかもしれない。
とはいえ、繰り返しになるがスープが本当に美味くて、完飲してしまう。
味噌カレー牛乳ラーメンを食したあとは、すぐさまホテルに駆け込む。
あまりにも雪が降っているせいか、BSが圏外になっていて少し怯む。
そして、次の日は朝早くから実家に向かったので、青森の話はこれで終わりである。