銚子を再訪する。
銚子ポートタワーに登る。
展望のエレベーターに入り、まず目に入ってくるのは大量の埃だ錆だかがまとわりついた鉄骨である。

上に登るのがちょっと不安になる。
後で調べたのだが、銚子ポートタワーは1991年に開業したらしく、30年以上雨風や浜風にさらされれば、こうなってもおかしくないのかもしれない。
また銚子ポートタワー全体に言えることだが、ガラスが汚くなっていて、気持ちよく外は見られない。



上に登れば、流石に綺麗な景色が広がっている。
銚子の街を一望でき、海も、犬吠埼灯台も、地球の丸く見える丘展望館も、利根川の向こうの茨城県神栖も一望できる。
利根川には銚子大橋がかかっていて、それはなかなか綺麗な絵面だったのだが、とった写真を見ると、窓の汚れにピントが合ってしまっていて、ガッカリする。(右の写真)
街並みを見ていると、結構人は住んでいるんだな、と思う。
派手にでかいビルとか店舗はないが、建物自体の数は多い。
港もかなり整備されていて、漁港としては流石に立派な部類だと思う。
個人的に銚子大橋の存在が気になっており、ここら辺に住んでいる人は日常的に車なり自転車なりで橋を渡って、県境を行ったり来たりしているんだろうか。
地図を見ていると、橋を渡った先の神栖はロードサイドになっていて、店舗が結構多い。
銚子市内で買い物するよりも神栖で買い物する方が便利かもしれない。
逆に交通の弁は銚子のほうが良さげで、神栖に住んで通勤は銚子で、とかもあるかもしれない。
県境で暮らす人たちの暮らしは結構興味がある。
銚子ポートタワーの展望台を周遊していて、目に入ってきたのはアマガミである

スタンプラリーをやっているそうだが、注目はスタンプの設置箇所で、銚子の地理を少し調べれば、これがなかなかの行程であることがわかる。
駅でレンタサイクルを借りるなり、タクシーをチャーターするなりしないと、1日で周れる感じでは無い。
しかも、銚子ポートタワーの展望台にある、というところからもわかるように、おそらく課金しないとスタンプを押せないところが他にも何箇所かありそうである。
台紙は駅の観光案内所で配布しているらしく、完全に準備しないと参加できない感じでもある。
正直言って、なかなか強気だな、とは思う。
30分ほど銚子の街を上から見下ろした後に、銚子ポートタワーの脇にある、ウオッセ21なる施設に向かう。

ウオッセ21はありていに言えば魚市場で、施設にいろんな魚屋が店を構えている。
魚屋以外だと、練り物屋やおみやげ屋を見かけたが、その2件ぐらいである。
バスに乗って帰ることを考えると、買うようなものははっきり言ってない。
地元の人が買うような品揃えではないし、おそらく車で来る人たちぐらいしかターゲットにならないと思うが、そこら辺はどのように考えているのだろう。
実際のところ、人はそれなりにいたのだが、物を買っている人は見かけていない。
そして多分、空き店舗になったんだろうな、というスペースも多い。

そんなスペースの一角に、銚子の特産物である醤油のディスプレイがある。
ヤマサとヒゲタが対等に並べられていて、まあそりゃ気を使うよな、とは思った。
そしてまたアマガミである。

一通り見て、ヤマサに向かうことにする。