今度こそヤマサの工場に向かう。
飯沼観音を後にしたのは11時半ぐらいで、13時の工場見学の時間まで微妙に間が空いている。
飯沼観音から工場までは20分足らずで、直接行っても暇を持て余すことになりそうなので、駅前の商店街を少し散策することにする。

銚子駅前はそこそこ拓けているのだが、何せ人があまりいない。
おそらく、みんなイオンに行っているんだと思う。
商店街はどこもそうであるように、地元密着っぽい店舗が多い。


印象深かかったのは、街の電気屋然とした店舗でCDが売られていたことで、結構手の込んだディスプレイがなされている。(右の写真)
ディスプレイの内容やら、店の佇まいから、今やCDを買うってこういうことなんだな、と感じてしまう。
観光客向けの店舗ももちろんある。
品揃えはかなり充実していて、銚子で売っている土産物はおそらく全部あるのではないか、という感じである。
実際、工場見学の後、ここで幾らか土産物を購入する。
まあ、それはそれとして、ここでもまたもやアマガミである。


ヤマサの工場には30分ぐらい前に到着する。
少し早い気はしたが、まあ、なんとかなるだろう、と思って行ったところ、実際なんとかなった。
工場見学とは別に「しょうゆ味わい体験館」なる施設があり、見学までそこで時間を過ごす。
しょうゆ味わい体験館は、ヤマサの歴史を展示したパネル。実際使われていたという蒸気消防車、樽などの道具の展示がある。
それらをのんびり見てまわれば、10分ぐらいは過ごせる。
そして奥には売店があり、そこでは名物のしょうゆソフトを購入できる。

色味でわかってもらえると思うが、しょうゆはガッツリ配合されている。
モカとかではなく、しょうゆである。
一口舐めたインプレッションは「しょうゆだ・・・」である。
以前「日光醤油の豆乳きなこソフト」なる、やはりしょうゆをモチーフにしたソフトを食べたことがあるが、比べ物にならないぐらいのしょうゆ感である。
しかしながら、全く違和感なくソフトクリームの風味とマリアージュしていて、最後までしょうゆのしょっぱみと旨み、ソフトの甘みと風味が渾然一体となって楽しむことができる。
個人的にはみたらしに並ぶしょうゆスイーツと感じる。
コーンの部分がしょうゆっぽい色になっているが、ここまでしょうゆにしているのかはよくわからない。

コーンは日生で、ココアワッフルコーンS、個人的にはこれのような気がするが、事業者の方専用お問い合わせ窓口でオリジナルソフトの開発のコンサルもやっているみたいなので、ワンチャンオリジナルコーンかもしれない。
ココアの味はそれぐらい感じていない。
工場見学は撮影ができないのと、ネタバレするのも野暮なので、簡単に済ます。
基本的には、最初にしょうゆの歴史、ヤマサの歴史、しょうゆの作り方を解説した映画を見て、その後実際の施設を見て回る、という構成である。
映画でしょうゆの作り方がガッツリ解説されるので、施設をめぐるパートは少し後追い感は出るが、実際の設備の大きさとか、香りや雰囲気はやっぱり実際の工場見学ならではのことである。
ツアーの最後にタップトークなる、結構面白いフィーチャーがあって、小規模なプロジェクションマッピングとインタラクションが体験できる。
インタラクション部分は、やはり親子連れの子供がはしゃいでいて、自分も少しはしゃいでしまう。
やり逃したヤマサ醤油の工場見学を1年越しで実現したわけであるが、かなり満悦する。
行ってよかった。