エージェント・オブ・シールド シーズン6を見終わる。
GWにやることがなかったというのと、全体が13話で前のシーズンの半分ということで、割とサクサク見る。
しかしまあ、相変わらず登場人物は馬鹿を起こし、今シーズンはシモンズにイライラさせられる。
フィッツとシモンズのすれ違いとかいい加減飽きてるし、後半のデイジーとメイも大概である。
もっと早く気がつくべきであるとは思ったが、基本的にこのドラマは登場人物が悪手を実行することでサスペンスを生み出している。
今シーズンのヴィランであるアイゼルへの対応として行ったマックの行動をデイジーとヨーヨーが台無しにするあたりがその典型である。
また、それがなんとなくうまくまとまる方向に恣意的に話を誘導するんで、全くカタルシスが生まれない。
その典型がアイゼルの能力への対抗策で、ひらめきが突飛過ぎるし、それがなんの葛藤もなく量産される。
端的にいうと、場当たり的でなっていない。
その一方で、この作品のヴィランは本当に全員良いキャラクターをしている。
シーズン1のウォードに始まり、全シーズン本当に嫌な感じにさせられる。
性格がアレだったり、能力が嫌な感じだったり、毎回趣向を凝らしているのだが、シールドのメンバーがそれを上回る不快さを与えてくれるのと、毎回あっけなく倒されてしまうので、カタルシスをほとんど感じない。
端的にいうと、非常にもったいない。
まあ終わりが見えたんで最終シーズンは見る。
ただ、エージェント・オブ・シールドで行われてきたことをMCUに組み込むのはクオリティーからいってちょっと問題があると思うので、ダークホールドの件も含めて、ドクターストレンジあたりでなかったことにした方が良いのでは、と思う。